【ストレスの考え方を変えると健康になれる】ケリー・マクゴニガル

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先月、テレビ番組『世界一受けたい授業』で、
スタンフォード大学の健康心理学者である、
ケリー・マクゴニガル先生が出演されていました。

【 授業で出されてたクエスチョン 】

①男性と女性はどちらがストレスに強いでしょうか?

②つらいことがある時、あることをすると、
 早く立ち直ることができます。
 あることとは何でしょう?

 答えが気になる方は、世界一受けたい授業の
公式HPへ→レッツ!ホニャララ

 

ケリー先生が、以前TEDでプレゼンテーション
している動画を見たことがあって、みなさんにも知って
頂きたくて、紹介することにしました。(*´▽`*)

TEDとは、「Technology Entertainment Design」の略で、
様々な分野の第一線で活躍する人物が、プレゼンテーションを
するもので、世界に発信されています。

過去には、ボノさん(U2)、ビル・クリントンさん(元米大統領)、
セルゲイ・ブリンさん・ラリー・ペイジさん(Google創業者)らも、
TEDで講演しているそうです。

ケリー先生の講演は、

 【ストレスの考え方を変えると健康になれる】

というもので、全世界で800万回以上、動画再生されています。

ストレス自体は無害であり、考え方が大切だ
という主張は、私自身、妙に納得のいくものでした。

「どうやったら具体的に考え方を変えられるのか。」

という部分について、学びが必要かな、と感じています。

 

ぜひ、動画をご覧ください。(時間 14:29)
本文は、動画下に掲載しております。

あなたは、どのように考えますか?
よかったら感想を聞かせてくださいね♪ (*^^*)

以下和訳 本文

告白しなくては ならない事があります。
でも、まず皆さんに少し打ち明けてほしいのです。

去年、ほとんど、これといったストレスを感じなかった
方は、ちょっと手を挙げてください。いませんか?

いくらかストレスを感じた人は?

ひどいストレスを感じた方は?

ええ 私もです。

でも、これが私の告白ではありません。

 

私の告白というのは、私は健康心理学者なので、
人を健康で幸せでいられる様にすることが、私の仕事
ですが、過去10年間、私が指導し続けたことは、

人の健康の改善どころか、
害を及ぼしてしまったのでは、という事です。

それはストレスに 関することです。

ストレスは病気の原因になると、何年も言って
きました。
ストレスは、風邪から心血管疾患に至るまで、
あらゆる病気のリスクを高めると。

基本的に私は、ストレスを敵視してきたの
ですが、私のストレスについての考えは変わりました。

そして今日は、あなたの考えを変えたいのです

 

私のストレスへのアプローチを、根本から
考え直させた研究からお話しします。

この研究は、アメリカで3万人の成人の動向を、
8年間追跡調査したものです。

この研究ではまず、

「去年どれ位ストレスを感じましたか?」

「ストレスは健康に害になると信じますか?」

といった質問を参加者に答えてもらいます。

そして後に、公開されてる死亡記録を使って、
参加者の誰が亡くなったか調べました。

 

まずは悪いニュースから始めましょう。

前年にひどいストレスを経験した人たちは、
死亡するリスクが43%高かったのです。

しかしこのことは、ストレスが健康に害を及ぼすと
信じていた人たちだけに言えることでした。

ひどいストレスを経験しても、ストレスが無害だと思う
人たちの死亡リスクは、上がるどころか、ストレスが
ほとんどなかったグループと比較しても、
研究参加者の中で最も低いものでした。

 

研究者は死亡者数を8年に渡り追跡し、18万2千人の
アメリカ人が、ストレスからでなく、「ストレスが体に悪い」
と信じていた事によって、死期を早めたと判断しました。

これは、年に2万人以上に及ぶ死者数です。

この推定が正しければ、昨年アメリカでは、

「ストレスが体に悪いと信じる事」が、死因の第15位
だったことになり、それは皮膚がんやHIV/AIDSや
殺人よりも、多くの人の命を奪っていることになります。

 

なぜ私が、この研究結果にゾッとしたか分かりますよね。

ストレスは健康に良くないと、
私は一生懸命に人に教え続けてきたからです。

この研究で考えさせられた事は、ストレスに対する考え方を
変える事で、より健康になれるのかという疑問でしたが、
科学はイエスと答えています。

ストレスに対する考えを変えたら、ストレスに対する
体の反応を変えることができるのです。

3:21

では、どういう仕組みなのか説明するために、みなさんは今、
ストレスを感じさせる実験に参加していると想像して下さい。

これは社会的ストレステストと呼ばれるものです。

 

実験が行われる部屋に入ると、自分の弱点についての
5分間の即興スピーチを、何人もの熟練した審査員の
前で行うように指示されます。

プレッシャーを確実にかけるために、ギラギラしたライトや
カメラが顔に向けられています。

ちょうどこんな風にです。

さらに審査員らは、わざと落ち込ませるような態度で
反応します。こんな感じです。

 

すっかり落ち込んだところで、次のステップに移ります。

数学のテストです。あなたには秘密ですが、
試験官はあなたを困らせるように訓練されています。

では、このテストを一緒にやってみましょう。

面白いですよ、私にはね。

 

では、996から、7きざみでマイナスしていった数を次々に言って下さい。

大きな声で、出来るだけ速くやってくださいね。

 

996から始めてください!

聴衆:(数えている)

 

もっと速く、速くしてもらえませんかね。

遅すぎます。止めて止めて。だめ、だめです。

そこの人が間違いましたから、
やり直さないとダメになりましたね。(笑)

みんなあまり上手じゃないですね。

 

これで感じがわかってもらえましたね。

これが実際の実験だったら、恐らく少しストレスを感じるでしょう。

 

心臓は高鳴り、呼吸は速くなり、
汗が噴き出ているかもしれません。

普通これらの肉体的変化は、プレッシャーにうまく対応
してない時の兆候か、不安感の表れだと思われています。

 

そうではなく、この反応が体に活力を与え、
チャレンジに立ち向かえるように準備を
しているのだと考えたらどうでしょう。

まさにこの考えが、ハーバード大学での研究で
参加者に教えられていた考えなのです。

 

社会的ストレステストの前に、自分たちのストレス反応を
有用なものとして、考え直すように教えられていたのです。

例えば、高鳴る鼓動は行動に備えて準備をしていて、
呼吸が速くなっても全く問題ではなく、脳により多くの
酸素を送り込んでいると教えたのです。

 

このようにストレス反応は、能力を発揮できるように、
助けていると捉えるようになった参加者は、ストレスや
不安が少なく、もっと自信を持てるようになりました。

でも、私が一番驚いたことは、ストレスに対する
身体的反応の仕方が変わったことです。

 

普通、ストレス反応では、心拍数が増えて血管は
このように収縮します。

これが、慢性のストレスが心臓病と関連づけ
られる理由の1つです。

常にこんな状態でいるのは、本当に健康に良くありません。

しかし研究では、参加者がストレス反応有用なもの
と考えられるようになると、血管はこのようにリラックス
したままだったのです。

心臓は高鳴ってましたが、心血管がこの状態なら
ずっと健康的な状態です。この状態は、実は、
喜びや勇気を感じる時の状態に、かなり似ています。

 

ストレスの多い人生で、この生物学的な変化1つが、

50歳でストレス性の心臓発作を起こすか、

90代でも健康でいる、

という違いを生むかもしれません。

これはストレスへの考え方次第で、健康が左右される
というストレスに関する新しい科学的発見です。

6:51

そして、健康心理学者としての私のゴールが変わりました。

もはや、ストレスを取り除くのではなく、あなたがストレスと
上手に付き合えるように目指します。

今日ここでやったのも、ちょっとした予防策です。

去年ストレスがひどかったと手を挙げた人の命を、
これで救うかもしれませんね。 というのも、今後は、

あなたの心臓がストレスで高鳴ったなら、このトークを思い出し、
自分の体がこのチャレンジに立ち向かおうとし、自分を助けて
いると言い聞かせることが出来るかもしれませんからね。

 

このような見方をすると、あなたの体はあなたを信じ、
ストレス反応は健康的なものとなります。

10年以上もストレスを悪者扱いしてきた失敗を
埋め合わせるために、もう1つ予防策を講じましょう。

ストレス反応の中でも、最も評価されてない側面の
1つを話したいと思います。

それはこんなことです。

 

ストレスはあなたを社交的にします。

ストレスのこの面を理解するのには、オキシトシンという
ホルモンについて話さなければなりません。

 

オキシトシンほど注目を浴びたホルモンはありませんね。

人を抱擁する時に分泌されるので、「抱擁ホルモン」という
可愛いニックネームまで付けられています。

これはオキシトシンが関与しているほんの一部にすぎません。

オキシトシンは神経ホルモンで、脳の社会的本能を
絶妙に調整しています。オキシトシンは、ほかの人々と
の親密な関係を強めるような行動を促します。

オキシトシンは、友達や家族との身体的な接触を
強く望むようにさせたり、

人との共感を高め、さらには、私たちが大切に思う人たちを、進んで助けたり

支えたいと思わせたりもします。

 

中には、もっと強く同情心や思いやりを持つように、
オキシトシンを吸引すべきだと言う人もいます。

でも、このホルモンについて
あまり知られてない事があります。

それは「ストレスホルモン」だということです。

ストレス反応の一環として、下垂体はこのホルモンを分泌します。

これは、アドレナリンが心臓を高鳴らせるのと
まさに同じように、ストレス反応の一環です。

ストレス反応として、オキシトシンが分泌されると
誰かに支えてもらいたいと思わせるのです。

ストレスから生じる生物学的反応は、
感じていることを中に閉じ込めてないで、
誰かに話せ、と促しているのです。

ストレス反応は、誰かが助けが必要な時に、
あなたが気づけるようにして、
お互い助け合うようにしているのです。

人生で困難な時には、ストレス反応によって
愛する人たちと一緒にいたいと思わせるのです

9:32

では、ストレスのこの面を知ると、
どうしてより健康的になれるのでしょうか?

 

実はオキシトシンは、脳だけに働くのでなく、
体の他の部分にも働きかけます。

その主な役割の1つは、心血管系を
ストレスの悪影響から守ることです。

自然の抗炎症薬です。

ストレスを感じても、血管を弛緩状態に保ちます。

特に歓迎すべきと考える、体への好影響は心臓に起ります。

 このホルモンの受容体が心臓にあり、オキシトシンが
心臓の細胞を再生し、ストレスで起きるダメージを治します。

このストレスホルモンは、心臓を強くするのです。

すごいことに、オキシトシンがもたらす体への利点は、
その全てが、社会的つながりやサポートで強められるのです。

 

ストレス下の人に、手を差し伸べ、助けたり
助けられたりすると、このホルモンがもっと
分泌され、ストレス反応は健康なものとなり、
実は、ストレスからもっと早く回復するのです。

ストレス反応には、ストレスからの回復の為の機能が
内蔵されていて、その機能が「人とのつながり」だ
なんて、素晴らしいことだと思います。

 

もう一つの研究結果を、お話しして終わりにします。

よく聞いて下さい。これでも寿命が延びるかもしれません。

 

アメリカで約千人の、34歳から93歳までの成人を
追跡調査したものです。

まず参加者に、このような質問をしました。

 

「去年、どれくらいのストレスを感じましたか?」、また、

「コミュニティーや、近所の人・友達を助けるために、

どれくらい時間を費やしましたか?」、といった質問もしました。

 

その後5年間、その中の誰が亡くなったかを見るため、
公の死亡記録を使いました。

11:26

まずは悪い報告から始めましょう。

経済的惨事や、家庭危機などの重大なストレスを
経験すると、死のリスク30%増加します。

 

しかし・・・、ここでも私が「しかし」と言うだろう、
と勘づいてもらえると嬉しいです。

しかし、みながみな、増加してはいませんでした。

 

他の人への思いやりに時間を費やした人々には、
ストレスから来る死亡の増加は、全くなかったのです。

ゼロです。

思いやることが、回復力を作り上げます。

 

ストレスからの悪影響は、避けられないものではない事が、
ここでも解りました。

どのように考え、どう対応するかで、
ストレスの経験が変えられるのです。

 

『ストレス反応が、自分を助けてくれている』

と考えるようにすれば、勇気が出るような
生物学的反応が起きるのです。

そして、ストレス下にいる人に手を差し伸べるように
すれば、自分の中に回復力を作り上げるのです。

 

とはいえ、私自身わざわざこれ以上のストレスが欲しくなった、
というわけではありませんが、この科学的発見で、
ストレスに関して新たに全く違った評価をするようになりました。

 

ストレスは私達を、心と心臓へと繋げてくれます。

人とのつながりの中に、喜びと意味を見い出そうとする
・・・思いやりの心と、そうです。

そしてあなたの、その鼓動している心臓の両方にです。

あなたに力とエネルギーを与えるために、
一生懸命働いているその心臓です。

 

あなたがストレスを、このように見ようとする時、
ストレスに上手く対処できるようになるだけでなく、
あなたは本当はかなり重大な宣言をしているのです。

あなたは自分を信じて、

「人生のチャレンジに立ち向かえる。」

と言っているということで、一人きりで立ち向かわなくても
良い事を、忘れないでいるという事です

ありがとうございました。

 

インタビュアー:

この話には驚かされました。ストレスに対する見方が、
寿命の長さにこれほどまでに関わっているとは驚きました。

こんな場合には、どうアドバイスされますか?

もし誰かが生き方の選択をするとして、そうですね。

ストレスの多い仕事と、ストレスのない仕事と、
どちらを選ぶかで何か違いがあるでしょうか?

ある意味では、自分でやれると信じてる限り
ストレスのある仕事を選ぶのも賢明なことでしょうか?

 

KM:

はっきり言える事は、意義ある事を求める方が、
ただ不快感を避けようとするより 健康には良いということです。

これが一番いい決め方です。

そして、人生の意味が見い出せるものを追求して、そこで
経験するストレスに対応できると、自分を信じる事です。

 

インタビュアー:

本当にありがとうございました。素晴らしかったです。

 

KM:ありがとうございました。(拍手)

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